大運と流年を1分で

大運(だいうん、「大きな運」)は、四柱推命(韓国でいうサジュ)が1組の干支に割り当てる、10年ひと区切りの運です。流年(りゅうねん、「その年の運」)は、いま生きている1年の干支にあたります。韓国ではそれぞれ「テウン」「セウン」と呼びます。生まれ持った命式が気候だとすれば、大運は通り過ぎている季節、流年は今年の天気です。

どちらも単独では読まず、必ず自分の命式と重ねて見ます。同じ干支でも、ある人には追い風になり、ある人には重荷になります。大切なのは、日干(生まれた日の天干)とどう出会うかだからです。四柱推命が初めてなら、まず四柱推命の基礎ガイドをどうぞ。

10年ごとの大運はこう組み立てる

四柱推命は時間を、60組の干支がめぐる循環として書き表します。大運は月柱から出発し、この循環を10年ごとに1つずつ進みます。

順行と逆行

生まれ年の天干の陰陽を見ます。陽の年生まれの男性と陰の年生まれの女性は順行、陰の年生まれの男性と陽の年生まれの女性は逆行です。陽干は甲・丙・戊・庚・壬、陰干は乙・丁・己・辛・癸。壬午から順行なら癸未、甲申と進み、逆行なら辛巳、庚辰と戻ります。古くからの決め方で、当サイトの計算機もこれに従っています。

起運の年齢

順行なら誕生日から次の節(せつ、四柱推命の月の始まりを告げる節気)まで、逆行なら直前の節までの日数を数え、3で割ります。3日が1年にあたり、1日は約4か月です。端数の処理も、韓国式の数え年で数えるか満年齢で数えるかも鑑定士によって異なるため、答えは「約」として受け取ってください。

正直にお伝えしておくと、当サイトの無料四柱推命の分析は、8つの大運を正しい順序で表示しますが、表示される年齢は10〜19歳、20〜29歳といったキリのよい区切りで、正確な起運の年齢ではありません。順序を確かめるために使い、年齢は鵜呑みにしないでください。

計算例

実在しない人物の例です。1990年6月15日午後2時にソウルで生まれた男性。四柱は庚午(年柱)・壬午(月柱)・辛亥(日柱)・乙未(時柱)で、日干は陰の金にあたる辛です。

  • 方向:庚は陽干で、本人は男性なので、壬午から順行します。癸未、甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅の順です。
  • 起運の年齢:次の節は小暑(しょうしょ)で、1990年7月7日の午後6時ごろです。誕生から22日と4時間後にあたり、22.2を3で割ると約7.4なので、最初の大運は7歳4か月ごろ、1997年の終わりに始まります。
  • 結果:癸未は約7歳から、甲申は17歳から、乙酉は27歳から、丙戌は37歳からです。キリのよい区切りで10〜19歳に置くと、癸未が約3年遅れて見えてしまいます。

すると2027年は乙酉の10年の最後の年で、丙戌が年末近くに入ってきます。大運の切り替わり前後を交運期(こううんき)と呼び、多くの鑑定士は調整の時期と読みます。

大運の読み方

どの大運にも、次の3つを問いかけます。

  1. この干支は、日干にとって何にあたるか。天干・地支は、日干との五行と陰陽の関係から、十神(通変星:比劫・食傷・財星・官星・印星)のどれかになります。例の男性にとって、天干の乙は木で、金は木を剋するので財星の偏財です。地支の酉は本人と同じ金にあたる比肩で、自立心、あるいは競争心として読みます。
  2. 用神を養ってくれるか。用神(「役立つ神」)は、命式のバランスのために最も必要な五行で、用神ガイドで解説しています。用神をもたらす10年は一般に追い風と読み、命式にすでに多すぎる五行を足す10年は、意識的な努力が必要と読みます。
  3. 命式の地支に何をもたらすか。命式の地支との合や冲を見ると、その10年が人生のどの分野に力をかけてくるかがわかります。

10年のうち前半5年は天干、後半5年は地支を重く読む鑑定士もいます。これは細部を詰めるための補助的な技法と考えてください。

流年:1年の干支

毎年に固有の干支が1組あり、60年周期でくり返します。韓国で60歳の誕生日を還暦(ファンガプ)として祝うのも、生まれ年の干支がもう一度めぐってくるからです。

四柱推命の1年は、1月1日ではなく立春(りっしゅん、「春の始まり」)に切り替わります。2027年の立春は2月4日の韓国時間で午前10時40分ごろです。それまでは丙午の年で、その後は丁未、火の羊(ひつじ)年となります。丁未が十二支ごとに何を意味するかは、2027年の運勢をご覧ください。

流年は大運と同じ方法で読みますが、10年の内側で働きます。例の男性にとって、2027年の天干の丁は火で、本人の金を剋します。責任や周囲からの期待が前に出てくる年です(官星の偏官、別名七殺)。流年の地支の未は、年柱と月柱にある2つの午と六合を結び、家の背景や仕事の環境を表す部分とのつながりとして読みます。

2つの層が出会う地点

決定的な瞬間は、その年の地支が大運の地支や命式の地支に触れるときに訪れます。代表的な2組です。

  • 六合(合):子丑、寅亥、卯戌、辰酉、巳申、午未。結びつきや約束ごととして読みます。
  • 冲:子午、丑未、寅申、卯酉、辰戌、巳亥。動きや日常の乱れとして読み、引っ越し、転職、計画の練り直しなどにあたります。

命式に丑があれば、2027年の未と冲になります。人生のある分野が動くという合図であって、宣告ではありません。

読みすぎずに使うために

  • まず自分の大運を確かめ、次に今年の流年を見て、実践する目標を1つか2つに絞りましょう。
  • お金・健康・法律の判断は、命式ではなく実際の数字と専門家の助言を基準にしてください。

FAQ

Q. 最初の大運は何歳から始まりますか?

A. 生まれが対象の節にどれだけ近いかで、1歳未満から10歳ごろまで幅があります。日数を数えて3で割ってください。

Q. 流年が命式と冲になる年は心配すべきですか?

A. いいえ。冲は変化を感じやすい場所を示すだけで、どう展開するかは選択しだいです。運は背景であって、命令ではありません。

Q. 大運と流年はどちらが重要ですか?

A. 大運がより長い背景を決め、流年はその内側で読みます。どちらも、生まれ持った命式をくつがえすものではありません。

ご自身の四柱と大運の順序は、無料四柱推命分析で確認できます。

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